プロギタリストの使用も多い、東京都中野区に拠点を構える「A.Y.A Tokyo Japan」制作のコンプレッサーです。
1970年代に人気のあった、伝説のコンプレッサー「ROSS COMPRESSER」の回路を再現しています。管理人もエフェクターの自作をするので、ある程度部品の数値は読めますが、一箇所だけニュアンス程度に違う数値の部品があるようです。
似た回路にはMXRさんが出してるDYNA COMP(ダイナコンプ)があり、ROSSとDYNA COMPのいいとこ取りをしたような設計になっているように感じます。
音色の傾向としては、爽やかに透き通るようなコンプレッサーサウンドです。
コンプレッサーを使用したことのない方に伝えるとすると、「パコパコ」としたサウンドになります。
コンプレッサーは、音を加工するエフェクターの一種で、音の強弱の差を少なくするエフェクターです。
そのため、バッキングやソロどちらでも音の輪郭がはっきりするようになります。
カッティングなどでは弾き損じちゃったようなニュアンスの音も持ち上げ、逆に強く弾きすぎちゃったみたいな音も自動で下げてくれるので、非常にうまくなったように感じます。
管理人も10代の頃はこのR-COMPを使いまくっていたのですが、逆にないとうまく引けないみたいな状況になり一時期封印していました。
ブロックロゴ時期のDYNA COMPも所有し、ROSSも引いたことがありますが、管理人は本機R-COMPが一番好きなサウンドです。
自作でコンプレッサーを作るときも、R-COMPをイメージして作ります。
しかも管理人が所有しているR-COMPはシリアル59!2000台以上は作られている?そうなのでかなり初期のレア物です。
残念ながら、いちばん重要なCA3080EというICが壊れてしまい、同じものに交換しています。
他の部品もカーボンコンポジット抵抗やEROのメタルフィルムなどバランス良く使ってこだわりを感じますね。