管理人のフェイズサウンドの要、MXRのヴィンテージPHASE90です。現行品も愛用者が多く、フェイザーといえばPHASE90!というほど使用者が多いです。
本機は、よく行くライブバーのセッション会でお世話になっている先輩から故障したものを頂き、直して使用しています。
現行品とヴィンテージは回路が微妙に違います。厳密に言えばほぼ同じなのですが、大きな違いはオペアンプが現行品は2回路入のオペアンプが3つ使われているのに対し、ヴィンテージは1回路入りのオペアンプが6つ使われています。
あとは抵抗が一箇所数値が違うくらいですが、個人的にこの違いでそこまで変化のあるものとは感じていません。
ヴィンテージMXRのケースは現行品よりだいぶ重く、「BUD BOX」という名称で呼ばれています。重いですが非常に安心感のある重さです。
ケースの違いで音も変わると言われていますし、ノイズ面でも多少ヴィンテージの方がいい気がします。
サウンドは現行品より非常に爽やかで、エグミはそこまでない印象です。もしかしたら長年の使用でオペアンプやFETがへたってしまっているのかもしれません。
管理人は本機の他に自作したものを使用しているのですが、比較するとだいぶ違います。管理人が作るエフェクターはどうしてもエグくなりすぎてしまい、一部に熱狂的なファンがいます。
ケースに接触防止の、生花をさすスポンジに似たもの(分かる人はわかると思います笑) が元々あったと推測されているのですが、残念ながら取り外されてしまっています。でもあれ電池交換するとき周り汚すので無くてよかったかもしれません。
6個もオペアンプ使っているので中身はギュウギュウですね。写真左上のオペアンプが故障していたようで、同じ1回路入のAD797といういいお値段するオペアンプに変更しています。
オリジナルでなくなってしまったのをイイコトに、スイッチもがりが出ていたので交換し、DPDTスイッチによるトゥルーバイパスにしてしまっています。
これで価値はそんなになくなっちゃってますね。元から壊れてるので良しとします。
もちろん、交換した部品は大事に保存してあります。
本機はScript期の中期のためか、抵抗もカーボンコンポジットと普通のカーボンが混在して使われています。
個人的にヴィンテージMXRはリスペクトしているので機会があれば他のものも集めていきたいと思います。
現行品でもカスタムショップモデルとして、本機の回路を拘りの再現をしているモデルがリリースされていてそちらもおすすめです。