こんにちわ。
日頃アンプやエフェクターの設定で四苦八苦している今日このごろかとは思います。
本日は、エフェクターマニア兼、自作マニアである私が、効率的なエフェクター選びをご教示できればと思います。
目次
エフェクターはぶっちゃけ無くてもいい
いきなり逆説的なタイトルですが、「男ならアンプ直」通称アン直という安直な言葉がよく聞かれる通り、エレキギターからシールド一本のみを用いてアンプのセッティングのみで勝負してもよろしいかと思います。
理論上、一番ロスが少なく、使っているエレキギターの持ち味が出る方法かと思います。
しかし、欠点としては下記が挙げられます。
ライブ中に音色の変化を楽しめない
エレキギターのボリュームとトーン、セレクターでニュアンスを変化させることはできますが、どうしても曲が単調になってしまいます。
男ならロックだという人には不要な欠点です。
いいギターとアンプがなければ天辺が見えてしまう
音の変化を楽しめないことにも通じますが、ギターのポテンシャル、アンプの限界までの音しか出ないので、理想の音色に達しないことが多いです。
しかし、男ならロックだという人には不要です。
足元にエフェクターがないと、なんかかっこ悪い
先にいいますが、男ならロックという人には不要です。
エフェクターを使いこなして演奏している人は個人的にかっこいいです。
結論から言えばロック野郎にはエフェクターは不要
例えばこんな人達がアンプ直で有名です。
マイケルシェンカーさん アンガスヤングさん ジェフベックさん(時期による) エリッククラプトンさん(時期による) キース・リチャーズさん 高崎晃さん ストレートなロック、もしくは腕一本でブルースを奏でる方が多い印象ですね。
一番こだわるべきは歪み系エフェクター
エフェクターの種類は多々あれど、一番こだわるべきは歪み系エフェクターだと思います。
歪み系エフェクターは大きく分けて下記3種類にまとめられます。
- オーバードライブ
- ディストーション
- ファズ
海外では全てひっくるめて「ディストーション」と言われていましたが、最近は日本と同様分けて呼称されています。
結論を言ってしまえば、最初は「オーバードライブ」を買うべきだと思います。
もっと言えば、BOSSのSD-1かBD-2を買うべきです。
BOSS SD-1
BOSS BD-2
ふたつともオーバードライブですが、SD-1のほうが歪み量が多く、BD-2の方がクリーンでアンプの歪みをコントロールしやすいイメージです。
大きなメリットとして、後々改造しやすいという点もあります。 僕はがんがん改造しています。
ディストーションばかり使うとバンドから嫌われる?
オーバードライブ推し過ぎな感じですが、ディストーション大好き!な高校生も多いと思います。
著者も10代はガンガン歪ませてました。
大人になってわかったのは、アンプとオーバードライブだけで大体の音出せることに気づきました。
ディストーション使ってしまうと、クリーンサウンドとの差が大きく、バンドメンバーから嫌われます。
曲にもよりますが。
バッファー効果はエフェクター使うなら一番重要
いきなり「バッファー」なんて言葉が出てきましたが、まずはインピーダンスという言葉を皆さん聞いたことがないでしょうか? 簡単に説明すると、エレキギターからシールドケーブルを通って出てくる信号は、ハイインピーダンスという非常に微弱な信号でノイズや音痩せの原因になりやすいのです。
アンプはその微弱な信号を無理やり増幅して音を出してることになりますね。
そこで活躍するのがバッファーです。
バッファーは微弱なエレキギターの信号を、音色を変えないままローインピーダンスという強い信号に変えてくれるのでノイズや音痩せに強くなります。
「音色を変えないまま」っていうのが重要ですね。BOSSのエフェクターは全てこのバッファーが入ってます。
バッファー入のエフェクターはスイッチングノイズがないことも優秀ですね。
バッファーだらけにするとそれはそれで音がぬるくなる
バッファーがついてるエフェクターだらけになってしまうと、それはそれで音がぬるくなってしまいます。
バッファーは音色を変えないと言っても、厳密には微妙に変わってます。しかも、バッファーそれぞれ微妙に違う回路特性があるのでそこでも音痩せが発生する可能性もあるます。
エレキギターから最初に行き着くエフェクターと最後にアンプへ出ていくエフェクターはバッファー入が望ましいですが、それ以外はトゥルーバイパスが望ましいかもしれません。
もっと詳しく知りたい方は下記ページに詳しく書かれています。
トゥルーバイパスだけでまとめてもいけない
前述した内容でバッファーの重要さがわかったかと思います。
トゥルーバイパスは業界では新技術なんてもてはやされていますが、別に特段すごいものではないです。当たり前の領域です。
自作する側からしても逆にトゥルーバイパスにしないほうが面倒です。
効果系は味付け程度
コーラスやトレモロ、ディレイなど歪以外で音のニュアンスを変化させるエフェクターは多々ありますが、最初はディレイを買うといいと思います。
もちろん一番オススメするのはBOSSですが、ディレイにはアナログとデジタルあり、値段の幅も広いです。
BOSS DD-7
言わずとしれたBOSSデジタルディレイの名機の最新版。
非常に長いディレイタイムと、様々なディレイパターンを駆使できます。
WAY HUGE / WM71 Smalls Aqua Puss
ジョンメイヤー先生も御用達なアナログディレイのスモール版です。
著者はデジタルディレイの硬さが少し苦手でアナログディレイばかり使ってますが、聞いている側からしたらそこまで違いはないと思います。
弾き手の精神衛生上の問題ですね。
アナログディレイは確かに暖かい音がします。その反面不安定で予期せぬ音を出せたりするので、使えば使うほど味が出てきます。
アナログディレイにはだいたいBBDという素子が使われており、ヴィンテージのものだとこれがへたってしまい、ダメになるかと思えばそれはそれで面白い音だったりします。
より温かみがあるサイケデリック・サウンドですね。
BOSS DM-2W
BOSSからもアナログディレイは出ています。
これは昔出していたアナログディレイの復刻版で、より音色が安定したと聞いています。
エフェクター選びのまとめ
いかがでしたでしょうか? 結論から言えば、オーバードライブを買ったら、次はディレイペダルを買いましょう。
中途半端に安いもの、マルチエフェクターなどを買ってしまうと結局ゴミになってしまうかもしれません。