ハンドメイドエフェクター界のみならず、プロギタリストにも名前を知らない人はいないとまで言われている、「Shun Nokia」さんが制作しているブランド「Leqtique(レクティーク)」の代表作「Maestoso(マエストソ)」オーバードライブです。
「Leqtique」は2010年より販売開始され、素晴らしいサウンドクオリティと独特なカラーリングで人気の、日本を代表するエフェクターブランドの1つです。
本機は前述の通り、代表作とも言えるオーバードライブです。前身モデルとして、「Maestro Antique Revised」通称MARというモデルが有りましたが、部品供給の関係で、設計から見直し入手できる限りで最高の部品を使って作られたオーバードライブです。
回路的にはTS系の回路ですので、傾向は似ていますが、かなり派手で元気なサウンドです。TS-9やTS-808はブースターとしての使われ方がメインかと思いますが、Maestosoは単体の歪みとしても素晴らしく倍音に優れています。
かなり音量も大きいので、これ一つ持っていれば大抵のセッションは問題ないかと思います。
管理人も趣味レベルではありますが、エフェクター制作をしている人間ですのでわかりますが、どの部品も市販品の中では最高クラスです。スイッチのみ中国製のお安めのものですが、音色には関わりない部分ですので問題ないかと思います。
目算で材料費だけで5,000円-6,000円は行きそうです。
作り方も非常に丁寧で私もかなり影響受けています。この丁寧さだと、私で2時間くらい掛かりそうですね、、、 さらに値段も15,000円程度で新品が買えるのでかなりお得なエフェクターだと思います。
クリッピングにLEDを使っているのも面白いですね。TS系なのに元気な理由はここにもあるかと思います。
ICは最近流行りのAnalog Devices社製の高品質なデュアルオペアンプですね。管理人も影響受けてよく使ってますが、TL072に近い音色で出力も大きいイメージです。
ちなみに独特なマーブリングカラーの塗装はかっこいいですが剥げやすいです。ヴィンテージっぽくなるので私は好きです。