ニール・ヤングさんの使用で有名なMXRの名機「Analog Delay M-118」です。当時定価10万円程度で販売されていた高級機種で、コンデンサもところどころマイカコンデンサ(雲母)というお高いものが使われています。
一般的なアナログディレイはBBDという素子を使いディレイサウンドを作っているのですが、本機はCCDというまた別の仕組みでディレイサウンドを作っています。
悪く言えばチープでディレイタイムもそこまで長くないのですが、長くしようとするとサイケデリックなサウンドに早変わりし、非常に面白いです。
状態もかなり綺麗です。
かなり気合の入った作り。電源も外部コンセントからしか直接取れない仕様です。12V程度で動いてるようです。
文字が若干かすれてますが、Reticon社製のR5101が使われています。どうあがいても入手困難なので、壊れたらおしまいです。
結構壊れやすいので恐る恐る使用しています。
当方が所有しているM-118は残念ながら4558オペアンプが取り外されていた状態で8000円で売られており、購入後自分でNECの4558を取り付けています。
オリジナルはテキサス・インスツルメンツ(たぶん)製のRC4558Pマレーシア産がつけられており、ヤフオクで一個5000円で販売されてたりするものなので、もしかしたらそれ目当てで外してしまったのかもしれませんね。もったいない。
RC4558Pはスティービー・レイ・ヴォーンさんが使用していたと言われるTS-808、TS-9についていたらしいです。