【轟音好き必見】おすすめのファズを11個厳選!

ファズマニアの皆様、および普通の歪みサウンドでは満足できなくなった皆様。おまたせしました。

本日は轟音好きな皆さまのために、意外と轟音好きで年間100台以上自作エフェクターを制作している管理人が、「ファズ」というジャンルの歪みエフェクターでおすすめのものを11個ご紹介いたします。

定番品からマニアックなものまでありますので、ファズ選びのご参考にしていただければ幸いです。

ファズの種類は大きく分けて3種類

ファズフェイス系

Fuzz Face(ファズフェイス)

JIM DUNLOP JD-F2 FUZZ FACE

JIM DUNLOP JD-F2 FUZZ FACE

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超定番のファズエフェクターで、元を言えば後述のTone Benderの初期モデル回路を参考にアメリカで開発されたエフェクターです。

Jumi Hendrixを筆頭に数々の有名ミュージシャン達が愛用しています。

ファズフェイスの中にも、初期型のゲルマニウムトランジスタを使用したモデル、シリコントランジスタを使用したモデルがあります。

ゲルマニウムモデルは、悪く言えばチープで歯切れ感のあるサウンドが特徴ですがサウンドは真空管アンプをドライブさせたサウンドにも近く、ピッキングニュアンスでも多様なプレイが出来ることが特徴です。

シリコンモデルは、ゲルマニウムよりも更に歪みが強く、しいて言えば暴力的なサウンドです。ブーミーで入力信号に応じて多様にサウンドが変化するので非常に面白いです。

ちなみにJimi Hendrixは時期にもよりますがシリコンモデルをメインで使用していたようです。

トランジスタ2つで動いているのもあり、特にゲルマニウムモデルは非常に個体差があります。近年販売されているJimi Hendrixモデルや、Joe Bonamassaモデルは個体差をなくすためにトリマー抵抗で細かい調整が施されているようです。

Tone Bender(トーンベンダー)

現行ではコピー品がよく販売されていますが、オリジナルTone Benderの歴史は未だに謎の部分があります。

かなり広くOEM(製造を外注)されていたようで、JEN工場で作られたもの、SOLA SOUND名義、COLOR SOUND名義、VOX名義などの個体が存在します。

初期モデルのTone Bender Mk1はファズフェイスと同じくトランジスタ2個使用したシンプルな回路になっています。サウンドもわりかしにた傾向です。

その後アップデートされたTone Bender Mk2は増幅回路が追加されトランジスタ3個になっています。

MK2が一般的にTone Benderを自作する方が見かける回路かもしれません。

その後さらにVOX TONE BEDENDER MK3ではシリコントランジスタ4個による回路になっており、Big Muffの基になったんじゃないか?と管理人は考えています。

トランジスタが増えるごとにディストーション風への傾向になっており、洗練されながらも暴れる歪みが特徴がシリーズ全体を通じて言えます。

ちなみに1962年に発売された世界初のファズエフェクター、「Maestro Fuzz Tone FZ-1」もTone Bender MK2に近い回路です。なんと3Vの乾電池で動くようです。Rolling StonesのSatisfactionのイントロで使用されていますね。

オクターブファズ系

Octavia(オクタヴィア)

WAY HUGE WHE800 Purple Platypus OCT DRIVE MKII オクターブ・ファズ

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オクタヴィアもJimi Hendrix先生が愛したファズエフェクターですが、前述のファズエフェクターのサウンドにプラスして、1オクターブ上の音が歪んで追加されます。

言い方を変えればエグいコーラスのイメージです。

内部にトランスが仕込まれている回路と、オペアンプのみでオクターブファズサウンドを作っている回路の2パターンが存在します。

一般的にはトランス式のオクターブファズの方が人気で、その後Jimi Hendrix専属の機材職人Roger Mayerさんによって安定度の高いオペアンプモデルが制作されていたりします。

ビッグマフ系

Big Muff(ビッグマフ)

いかつい乾電池おじさんで有名なMike Matthewsさんが創業したブランド「Electro Harmonix」の看板エフェクターで、名前の通りでかい筐体に収められたファズエフェクターです。中身はスカスカです。

ELECTRO-HARMONIX EHX 9V Battery 9V形 マンガン電池×6個

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↑いかつい乾電池おじさん Tone Bender Mk3のトランジスタ4個時期に似た回路で、同じくトランジスタ4個による安定した歪みが特徴です。

ファズというよりはディストーションエフェクターと言われることが多いです。

Pink Floydのデヴィッドギルモアさんの使用が有名です。

Electro Harmonixはアメリカで創業されたブランドで、初期はアメリカで製造していましたが、途中から旧ソビエト連邦つまりはロシアで製造をしていた時期もあります。

そのため、BIG MUFFにはアメリカモデル、ロシアモデルが存在してそれぞれサウンドの傾向が違います。

回路も微妙に違うのですが、ロシアで入手出来るパーツの傾向もありサウンドはロシアの方が歪んで凶暴です。

おすすめのファズ11選!

JIM DUNLOP / FFM3 FUZZ FACE MINI TUQ JIMI

JIM DUNLOP FFM3 FUZZ FACE MINI TUQ JIMI

JIM DUNLOP FFM3 FUZZ FACE MINI TUQ JIMI

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超ど定番のファズエフェクター「Fuzz Face」のミニモデルで、さらにJimi Hendrix先生のサウンドをイメージして回路調整が施されているモデルです。

何だ、最初から今サイズで作れよという声も聞こえますが当時はそんなにエフェクターの種類も多くなく、つなぐとしても2個くらいしかエフェクターを使う人しかいなかったのです。そのため、宣伝も兼ねて各社大きい筐体で目立つように製造していました。

Fuzz Faceの回路は非常にシンプルですが、シンプル故に個体差が生まれやすいので、こういった美味しいサウンドを狙って製造してくれているのは嬉しいですね。

非常に凶暴ながら、艶のあるこれぞファズエフェクター!といったサウンドです。

Z.VEX / Vexter Series FUZZ FACTORY

エフェクター好きからすればまたこれか、なんて言った感じですが使ってみるとやっぱりいいのがFuzz Factoryです。

基本的にはゲルマニウムFuzz Faceの回路に近く、初段にシリコントランジスタによるインプットバッファ回路が追加されているためファズフェイス由来の不安定さが少なくなっています。

しかし変態系のギタリストに好まれているFuzz Factoryはその安定化されたファズサウンドを台無しにするコントロールが増設されており、ファズでは珍しく5つのつまみが用意されています。ボリュームとゲインは元からあるファズフェイスと同じコントロールですが、その他のゲート、コンプ、スタムは悪く言えばファズフェイスの回路をおかしくするように調整するツマミで、これにより幅広いサウンドを作ることが可能です。

One Control / Baltic Blue Fuzz

伝説のエフェクターブランド、BJFEの創設者Bjorn Juhlさんが参加している今どき人気のエフェクターブランド「One Control」社のファズエフェクターです。

ビッグマフ系のサウンドを狙ったようですが、回路はビッグマフとは異なるアプローチで作られているようです。

超小型でエフェクトボードに収まりやすいのはもちろん、電池使用も可能なのでちょっとしたセッションにも持っていけますね。

控えめで洗練された歪みが特徴です。イギリスの匂いがします。

Formula B Elettronica / Mini Fuzz 2

ハイエンドで高品質なエフェクターを輸入してくれているLep Internationalさんが販売してくれている「Formula B Elettronica」社製のファズエフェクターです。

恐らくシリコンファズフェイスの回路を再現しています。

ファズフェイスはトランジスタ2つのシンプルな回路ですが、トランジスタというものは厄介で一つ一つ同じ型番でも微妙に増幅率が違います。

Formula B Elettronicaさんは丁寧にファズフェイス回路にいいとされる増幅率のトランジスタを選定し、使用してくれているので、共謀でブーミーなファズサウンドを再現してくれています。

ミニサイズでかつ外部電源も使用可能なので、エフェクトボードに組み込みやすいですね。

Animals Pedal / Fishing is As Fun As Fuzz

かなりいい音がする、ロシア期のビッグマフを再現したファズエフェクターです。

Animals Pedalさんはここ数年でよく見かけるようになったエフェクターですが、値段が安い!このクオリティでこのお値段ならかなりお得です。

しかも開発者がヴィンテージ好きなのか、コアなモデルもリリースしてくれているので非常にこだわりを感じます。

イラストが若干ダサいことを除けば、即買いレベルのおすすめビッグマフです。

MXR / M225 Sub Machine Octave Fuzz

MXR M225 Sub Machine Octave Fuzz [並行輸入品]

MXR M225 Sub Machine Octave Fuzz [並行輸入品]

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老舗エフェクターブランド、MXRのオクターブファズです。

MXRは1970年ごろからのブランドで唯一ファズ系エフェクターを製造していなかったブランドです。当時新進気鋭のメーカーといった立ち位置だったので、ほかエフェクターの回路を真似するのが性に合わなかったのでしょう。

本機もかなり独創的なアプローチでオクターブファズを再現してくれています。

オクターブアップ、ダウンどちらにも対応している上に、オクターブオンの調整もできるすぐれものです。

E.W.S Fuzzy Drive

E.W.S. エフェクター ファズ Fuzzy Drive (FD-1)

E.W.S. エフェクター ファズ Fuzzy Drive (FD-1)

13,200円(11/23 04:34時点)
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Arion SCH-Zのモディファイや、空中配線のワウエフェクターなどの製造で有名なE.W.Sさんオリジナルのファズエフェクターです。

トランジスタではなく、オペアンプ2個で動いている珍しいファズです。恐らく2回路入のオペアンプをふたつで、トランジスタ4個のビッグマフ回路を再現しているのかと思いますが、サウンドの傾向はかなり違います。

ビッグマフはディストーションよりのサステインのあるサウンドですが、本機はよりファズらしくぐしゃっと潰れる歪みが特徴的です。

ビッグマフとファズフェイスの中間的なイメージです。思ったよりお値段安いのもいいですね。

JHS Pedals / Nano Big Muff MOD

今をときめくエフェクターブランド「JHS Pedals」さんのモディファイエフェクターです。

元は見ておわかりの通りElectro Harmonix社製のNano Big Muffです。

歪みの傾向を切り替える3wayスイッチと、ビッグマフでもブチブチ感のあるファズフェイス的なサウンドを調整できるゲートつまみが増設されています。

元々のNanoもかなり好きなサウンドですが、サウンドのバリエーションも増えてパワーアップしています。

Electro Harmonix / OCTAVIX

名前の通りオクターブファズの名機、オクタヴィアを再現したエフェクターです。小さいサイズながらしっかりといかついトランスが内部に仕込まれており、正真正銘のオクタヴィアを再現しています。

オクターブファズは全て凶暴なサウンドが共通しますが、ブーストツマミとオクターブ切り替えスイッチにより美味しいスイートポイントを狙えるよう調整することが可能になっています。

Wren and Cuff Creations / Your Face

ファズマニアが最終的に到達するのがWren and Cuff Creations(レナンドカフクリエイションズ)さんが手がけるファズでしょう。

比較的最近見るようになったブランドで、ファズに絞って非常に研究された回路で有名です。本機は名前からおわかりかと思いますがファズフェイス系の回路です。

60年代の貴重なゲルマニウムトランジスタを使用している上に、トランジスタごとの数字を測定し、独自の理論で最適なサウンドが出せるよう調整が施されているようです。

トランジスタ以外に使用されている部品もこだわりが非常に強く、ヴィンテージコンデンサ「トロピカルフィッシュ」やカーボンコンポジット抵抗など、そんなに使って原価大丈夫?的な作りです。

お金があれば最初からこれを買ったほうが良いと言えるほどおすすめなファズです。

Wren and Cuff Creations / Ace Octave Fuzz

連続でWren and Cuff Creations(レナンドカフクリエイションズ)さんのエフェクターをご紹介します。

1960年代後半ごろに発売されていたAce Tone Fuzz Master FM-2という、日本が誇る伝説のエフェクターを再現させたエフェクターです。

オクターブファズの分類ですが、オリジナルと同じくトランジスタのみでオクターブファズサウンドを作っており、音が潰れすぎた結果オクターブ音が発生してしまったと表現できるほどの強烈なサウンドです。

ローからミドルにかけて強烈な歪みを味わえることが出来るので、前述のYour Faceと合わせてオススメです。

ファズエフェクターおすすめのまとめ

いかがでしたでしょうか。管理人もファズマニアですが、ファズをディストーションと勘違いして使用している方が多く非常に寂しい限りです。

ファズは歪み系エフェクターというより、音楽的に優れている残念なサウンドを作る工業用機械と個人的には思っており、ただ歪ませるだけではなく調和のとれた音作りをしていただければ幸いです。