ごきげんなオススメオーバードライブをご紹介します。
Jersey Girl Homemade Guitars(ジャージーガールホームメイドギターズ)さんが手がける、アンプのフルテンサウンドを狙ったオーバードライブ、そのなも「Fulltender」(フルテンダー)。
ってそのままな名前でかっこいいですな。Jersey Girlさんは海外のメーカーと思いきや、東京の山奥で2名のクリエイターさんによって製作されるそうです。
あまり日本人で使用しているミュージシャンの方は見ないですが、カナダやアメリカでは非常に人気らしく、発売から10年以上経過しているそうですが未だに人気らしいです。
回路的にはBOSS OD-1の初期型に近いですが、オペアンプは他にあまり使用されているのを聞いたことがない「LF444」というクアッドタイプのものが使われています。
見た目はシンプルで無骨ながらおしゃれな質感です。少しマット感がある感じで他のエフェクターと並べてみると以外に目立ちます。
管理人が所有している個体は茶色系のカラーですが、実は色々カラーリングがあるそうです。緑と青は現物見たことがあります。
色によって中身の違いは無いそうです。おそらく製造者の気分でしょう。これがハンドメイド品の良さだったりしますね。
サウンドはまさにフルテンの音!とまでは行きませんが、歪みすぎずクリーンすぎずアンプのサウンドをブーストしてくれます。
単体の歪としてはそこまで使えるような印象はなかったです。
万人受けするペダルではないですが、使いこなすと非常に面白いサウンドです。
デカめの箱にしては中身のパーツは少なめです。サウンドに関わる重要な部分は、タンタルコンデンサやPanasonic製コンデンサなどしっかり良い部品使ってる印象です。
オペアンプのLF444。あまり見かけないのでもう生産終了してるのでしょうか。管理人は念の為30個ほど仕入れといたのですが中々使う機会がなく宝箱に眠っています。
あとはこだわりなのかわかりませんが、トゥルーバイパスになっていないような気がします。3PDTのスイッチを使用しているのですが。
ギターから直接つなぐと微妙に音痩せします。おそらく、前段にバッファ付きのエフェクターをなにかつないでくださいね、っていう意図なのかもしれません。
確かに、Fulltenderを軽く歪ませて、前段にBOSSのSD-1とかをつないでブーストさせると非常に相性がいいです。