ヴィンテージというわけではないのですが、結構古めのBOSS デジタルディレイDD-5をご紹介します。
シリアルから1996年ごろの製造です。
BOSS DD-5は、前身機であり今でも
レギュラー販売されている「BOSS DD-3」の後継機として開発されました。
1990年代といえば、まだアナログディレイの良さがそこまでもてはやされておらず、AORやメタル系のジャンルが盛んになっていた時期ですので、音がぼやける印象のアナログディレイよりもデジタルによる最新のギターサウンドが人気の時代でもありました。 BOSS DD-5は前身機のDD-3よりも多機能でサウンドやディレイタイムはそのままという完全な上位互換だったのですが、なぜかDD-3の方が人気がありBOSSブランドが気合を入れて開発したエフェクターでもありながらわずか7年でDD-6にアップデートされてしまった歴史があります。
恐らく、DD-5は多機能な分若干お値段も高く、昨日も多かったのですがDD-3のほうが機能が少ない分使いやすく廉価な価格だったので受け入れられたのかもしれません。
デジタルディレイの名機、DD-2の正当な血筋なのもDD-3ですからね。
前オーナーに酷使されたのか、歴戦の傷跡が見えます。
デジタルディレイだけあって基盤ぎっしりの表面実装です。
裏面表面両方ぎっしりです。これを個人で作れと言われたら卒倒します。
管理人のDD=5は少し改造してあってディレイ音のトーンを少し落として温かみが出るように、コンデンサを一箇所交換してあります。