普段コンプレッサーを使わない管理人ですが、本日ご紹介するコンプまで行くと流石にうっとりしました。
ハイエンドエフェクターブランド、Carl Martin(カールマーティン)が手がけたCompressor Limiterです。
Carl Martinはデンマークにて、1990年に創設されたプロフェッショナル向けハンドメイドギター・ベース用エフェクターメーカーです。
現行品は電池もしくは9V外部電源の駆動が可能ですが、管理人が所有しているモデルは少し古く内部トランスから電源コードを介して直接コンセントにつなぐ仕様です。
上記サイトを参考に、コントロールの説明は下記になります。
- THRES
- RESP
- COMP
- GAIN
スレッショルドの調節ツマミ。左側に回すことで、どれだけの入力信号を圧縮されるかを調節します。
さらに、これはどれだけの信号が楽器からから入力されるかによって効き目が変わります。ギター・ベースだけでなく、シンセやキーボードなどでの使用でもスレッショルドのつまみ調整でカバーできます。
アタックとリリースタイムを決定するためのノブ。右側に回して行くことで、アタック/リリースのタイムを調整し、スピードのスローからファーストまで調整することができます。
パキパキの攻撃的なサウンドが作りたければスローで、自然なリミットを掛けたければファーストの方に設定してみてください。
スレッショルドで設定された入力値をどれだけの圧縮するかを調整します。
時計回りに回して行くことでコンプレッション度合いを大きくします。
全体のゲインを調整します。時計回りに回して行くことで、ゲインを上げることができます。
大きな筐体にしては割とゆったりと設計された内部です。ICはコンプレッサーの定番である3080シリーズではなく、THAT4301というVCA専用のICが使われています。
抵抗も全て金属皮膜抵抗でスタジオクラスの品質へのこだわりを感じます。
電源を最適化するトランスです。トランスからレギュレーターを通じて±12Vで回路に供給されているようです。
サウンドとしては非常に幅が広く、透き通るようなコンプレッサーです。劣化もなく、歪み量もゲインでコントロール出来るので、ダイナコンプ系のようにベースで歪んでしまったということも回避できます。
ROSS系が合わなかった方には非常におすすめです。