もはや伝説通り越して高すぎてほんとにそんな価値あるの?みたいな疑惑の目を向けられているKlon製「Centaur」通称ケンタウロス。海外では普通に「センター」と呼ばれていますね。
安いもので20万、一番高くて30万以上するオーバードライブの王様です。定価は8-10万程度だったらしいです。
Charさんやジョン・メイヤーさんなどの使用で有名ですね。
単体であまり歪ませる印象はないですが、ブースターとしては非常に優秀で、後ろにつないだ歪のポテンシャルが最大限に発揮されます。もちろんアンプも。
王様なのに、サポートが得意なんですね。
今まで本物を貸してもらったり、普通に自作して楽しんだりしていましたが、中身はほぼ同じなのにたしかに微妙に本物のほうがレンジが広い印象がありました。
もしかして、ケースによって音が変わるって本当? ということで、中国から全くおんなじケースを輸入して再現してみました。
抵抗等普通のカーボン抵抗や、Panasonic製のメタルフィルムコンデンサを使うべきなのですが、なかなか同じ値が手に入らず、面倒なので抵抗はオーディオ用のもの、コンデンサはところどころEROのものにしてます。
おかげで本物より音は良くなるはずです、きっと。
うーん、中身もかっこいい。2Kの抵抗を金属被膜にするの忘れてました。まぁ誤差でしょう。
もはや間違い探しに近いですが、本物と比較するとイラストやフォントが微妙に違います。
基本電池で使う予定ですが、外部電源が3.5mm端子なのと、センタープラスでなければ使えないのは不便なので、普通の9V端子が使えるようにしてしまいました。
ほんとは再現したかったけど、穴あけミスったついでなので問題ない。
本物と比較してどうだったの?
先輩から本物お借りして、比較しましたがやっぱり全くおんなじにはなりませんでした。
けれど、どっちがいいかと言われれば当方が作ったほうがレンジが広く単体でも使える音でした。
先輩のものは初期シリアルのものなので、もしかしたら微妙に回路が違うのかもしれません。
特徴的なのはやはりオフ時のバッファー効果ですね。
原音に忠実なわけではないのですが、若干ハイよりにゴージャスになります。
セリアトーンと言うアンプメーカーが多分ケースの仕入元同じで完コピ品作っているので、本物かえないよー! という方はそちらを探されてみてはいかがでしょうか。
または、中国製の3,000円でお釣りが来るモデルもおすすめです。管理人はそんなに違いはわかりませんでした。
