老舗エフェクターブランド「BOSS」が1980年代前半に開発し、現在でも定番品として販売されているイコライザー「GE-7」(グラフィックイコライザー)をご紹介します。
以前、前モデルのGE-6をご紹介しましたが、GE-7は全てにおいて完全な上位互換モデルです。
GE-6と比較するとシンプルに可変可動域が1つ増えて7つになっていることと、マスターボリュームが増設されています。
シリアルから1982年製造の初期モデルです。現行品のGE-7も所有していましたが、1982年製の方が少しこもり気味な感じでブースターとして優秀に感じました。
GE-7といえばPink Floydのデヴィッド・ギルモアさんが愛用していることでも有名で、クリーンの音作りから歪みのブーストまで何でも屋さんとして愛用されているようです。
内部はかなり複雑でオペアンプはストレート型も合わせて5つ以上使われています。
部品定数も多く、1982年にここまでの回路を考案したBOSSの開発者は偉大だと感じました。
オペアンプはTL022とJRC4558DDの艶ありです。
基板はネジで固定されており、堅牢な作りです。
有名な話ですが、BOSSのGE-6とGE-7は幅広いイコライジングから、同じくBOSSの名機「OD-1」風のサウンドを作ることが出来ます。