今更紹介するのも気が引けますが、ギタリストであれば誰しもが一度は手にしたことがあると思われるエフェクターの一つ「BOSS BD-2」Blues Driverをご紹介します。
なぜいまさら紹介するのかといえば、2017年ごろからBOSS BD-2を含め、SD-1などのドライブペダルの内部仕様が大幅に変わってしまい、一般的なサイズの部品から表面実装の省エネサイズの部品の仕様になってしまいました。
今後、今まで管理人を含めたモディファイ職人が愛したBD-2は手に入らなくなってしまうんだなぁ、、、と焦って取り急ぎオークションで落札した個体です。特段珍しいものではありません。
BD-2といえば、特徴的なこのカラーリング。青いといえば今まではコーラスエフェクターしか存在しなかったような気がしますが、モデル名に「BLUES」を冠している関係で青くなっています。それだけです。
サウンドの特徴としては非常にナチュラルで、癖がない印象です。あまりゲインを上げすぎると少し残念になる感じはするのでブースターとして使用している人がほとんどです。
構造的には、結構複雑です。バッファを含めて7段以上増幅用のトランジスタ、オペアンプが使われています。
ゲインポットも地味にデュアル式のものが使用されており、ゲイン回路の間にもトーン調整用の抵抗とコンデンサが複雑に組まれています。
設計者の異常なこだわりが光ります。
基本増幅はFETが使用されているようです。
インプット部分の配線はシールド処理がされており地味に細かいです。
Blues Driverなんて名前がつけられていますが、あんまりブルースマンが使用しているイメージはないという面白いエフェクターです。
とはいえ名機だと思います。派手さはないので玄人向けといえば玄人向けだと思います。