縁の下のちから持ちで知られるブースター。恐らく初めて買うエフェクターがブースターでした、なんて人はいないかもしれませんが、エフェクターボードには必ずと言ってもいいほど一つは入っている必需品。
オーバードライブをブースター代わりに使っているけど、本当はメインの歪として使いたいんだよな、、、なんて人のために本日はエフェクターマニアの管理人がアンプの音色を最大化させるおすすめのブースターを9個まとめてご紹介します。
ブースターの使い方
そもそもブースターってどうやって使うの?なんて方もいるかも知れません。
基本的にはオーバードライブやディストーションの前において使うことが多いです。人によってはブースターをバッファやプリアンプのように使い、常に音のままボードから一番ギターに近いところにおいておくこともあります。
シンプルですが非常に万能なエフェクターです。
ブースターの種類は2つ
ブースターは大きく分けて、クリーンブースターとゲインブースターにわけられますが、回路的に明確に違うなんてことはなく、単純にクリーンなのか歪みが増えるのかの違いです。
クリーンブースターでも歪は少し増えるかと思いますので、基本クリーンブースターの方が使いやすいです。
おすすめのブースター9選
Z.VEX / Super Hard On
- 音量: 3/5
- クリーン: 4.5/5
- 味付け: 3.5/5
- レンジ: 4/5
- お安さ: 2/5
これはブースターに総じて言えることなのですが、原価だけ見れば使用部品数も多くないので自作したほうが安上がりですが、やはり本物を所有しているという優越感はあると思います。
クリーンよりのブースターですが、歪ませたアンプやエフェクターの前でブーストしても非常にマッチします。
XOTIC / EP Booster
- 音量: 2.5/5
- クリーン: 4.5/5
- 味付け: 3/5
- レンジ: 4/5
- お安さ: 2.5/5
過去の偉人たちも、ハイインピーダンスやローインピーダンスなどの原理を理解していたわけではないですが、エコー機能を使わなくてもつなぐだけで音が良くなると理解していたらしく、皆必ずと言っていいほど使用されていたようです。
FET+NPN型トランジスタの2石で構成されており、非常にクリーンで原音そのままブーストしてくれます。オリジナルEP-3と同じく、常にオンにしっぱなしでバッファ的に使用している人も多いです。
サイズも小型でボードに組み込みやすいので持っていて損は無いエフェクターかと思います。
JHS Pedals / Prestige
- 音量: 4/5
- クリーン: 3/5
- 味付け: 4/5
- レンジ: 4.5/5
- お安さ: 3/5
回路的にはJFET1石のシンプルな回路ですが、ノブの位置によってキャラクターがガラッと変わってくれるので使うと面白いです。
目安1時方向くらいまではクリーンブースターなのですが、それ以降は結構歪んでくれるのでフェンダー系アンプの出力不足を補ってくれるかと思います。
t.c.electronic / Spark Mini Booster
- 音量: 3/5
- クリーン: 4/5
- 味付け: 3/5
- レンジ: 3/5
- お安さ: 4/5
自作派の管理人も遊び半分で購入してみましたが、 程よくコンプレッションもかかり原音に変な味付けもされないのでエンハンサーとして非常に優秀に感じました。お気に入りの歪みエフェクターのあとにつなぐとベストですね。
トランジスタ5石によるオールディスクリート回路で、このお値段で買えるのは驚異的ですね。
オンオフ切り替えはもちろん、踏んでいる間だけオンになるモメンタリ設定にも変えられます。
MXR / MICRO AMP
- 音量: 3/5
- クリーン: 3/5
- 味付け: 4/5
- レンジ: 2.5/5
- お安さ: 3.5/5
ジョン・フルシアンテさんは常時オンで使用していたらしく、おそらく結構原音にキャラクター追加されるのでブースター的に使うのをためらってバッファ的に使用したのではないでしょうか。
つまみを上げると少し歪みますが、若干ゴージャスにコンプレッションもかかる感じでわかりやすいと思います。
Fulltone / Fat-Boost 3
- 音量: 3.5/5
- クリーン: 3.5/5
- 味付け: 2.5/5
- レンジ: 3.5/5
- お安さ: 1.5/5
本機はさらにアップグレードされたようで、高音と低音の成分を調整できるようになってます。
アンプ直結で使用するには物足りない印象ですが、エンハンサーもしくは普通に歪の前にブースターとして使用すると歪みのノリも良くなると思います。
One Control / Granith Grey Booster
- 音量: 3/5
- クリーン: 4.5/5
- 味付け: 2/5
- レンジ: 3/5
- お安さ: 4/5
ローノイズ、低歪みを追求してオーディオアンプクラスのサウンドに設計されているとのことです。
確かに非常にクリーンで面白みが無いといえば無いですが、癖の出ちゃうブースターが苦手な人には非常におすすめです。スタジオでの録音や正確さを求める曲をやる際には活躍してくれるかと思います。
One Control / Purple Humper
- 音量: 3.5/5
- クリーン: 1.5/5
- 味付け: 5/5
- レンジ: 4.5/5
- お安さ: 4/5
クリーンブースターとは少し縁遠いジャンルで、癖や味付けをすることに命を捧げている感じです。
BJFE時代に少ロットだけ生産されたモデルを復刻したらしく、ブースターでありながらかなり幅広い音作りが可能です。
Donner / BOOST KILLER
- 音量: 3.5/5
- クリーン: 4/5
- 味付け: 2.5/5
- レンジ: 4/5
- お安さ: 5/5
今回のまとめにRC BOOSTERを入れなかったのは本機があるからという理由があります。かなり原音に忠実に歪みや音量を設定できるので、玄人好みのブースターかと思います。コンプレッション感は少なめです。
オリジナルRC Boosterとの違いは若干本気の方がレンジが広いくらいでしょうか。値段が安いのでそう考えれば本機の方が圧倒的におすすめです。
おすすめのブースターまとめ
いかがでしたでしょうか? ブースターというニッチでシンプルなジャンルをご紹介しましたが、オーバードライブをブースター代わりにしているとどうしても癖がついてしまって理想のサウンドにならなかったりしますよね。
使ってみてやっぱりいらなかったとなってもバッファやエンハンサーとしても使えるので、まだ持ってない方は一つは入手してみてはいかがでしょうか。