ヴィンテージペダル再現の第一人者といえば、アメリカのペダルビルダー「Analogman」(アナログマン)でしょう。
Tube ScreamerやFuzz Face等、伝説の名機を部品の側面から分析したはじめてのビルダーかもしれません。
アナログマンエフェクターは、よく真似して自作していましたが実機を今回入手したのでご紹介いたします。
AnalogmanのSunfaceです。名前から分かる通り、ファズフェイスのオマージュ的なモデルです。
この金色の筐体と、少し乱雑に押された赤いスタンプによるデザインが本機の特徴です。かっこいいですよね。
管理人も、最近自作するエフェクターにはシールではなくスタンプで文字情報とロゴを入れるようにしてます。真似です。
Sunfaceには、複数のモデルが存在します。大きく分ければトランジスタがゲルマニウムかシリコンか、もっと言えばゲルマニウムの中でもNKT275や2N527、AC128、2SB175等が存在します。
管理人が入手したモデルはゲルマニウムトランジスタ2N527を使用したモデルです。
データシートを見てみると、hfeは72-121程度と理想的な数値です。
他に使用されている部品もカーボンソリッド抵抗や、フィリップスの電解コンデンサ等、高品質なものが並びます。
半固定抵抗は入力抵抗を制限しているようです。ワウの誤作動対策ですね。
販売用の箱を見てみると、ハイゲインタイプとして作られているらしいです。
サウンドはファズフェイスの王道を行く感じで、ファズというよりは非常に良質なドライブサウンドを奏でてくれます。