MAXONブランドのキャラメルスイッチシリーズのヴィンテージアナログディレイ、「MAXON AD-80」のご紹介です。
現行品でもリイシューモデルが販売されていますが、本機は松下製のBBD素子が使われ、かつ18V電源でしか駆動できないことです。
電池駆動も可能ですが、9V電池を2つ直列でつなぐことで18Vを実現してます。
18Vで動作していることからサウンドは野太く、つまみをフル気味にするとディレイ音が揺れるほどです。
見た目も名機TS-808と同じキャメルスイッチ型の筐体ですので、Goodです。
ヴィンテージAD-80には前期後期とあり、後期である本機は2.5mm端子の通常の9Vアダプターが使えるようになっています。でも18V入力しなくては動かないので、普通の9Vアダプターでは動きません。試したことないですが。
管理人は基本電池で動かしています。
無理やり詰められた9V電池。かわいい。
中身もかなりぎっしりです。松下製のMN3101やMN3005が見えますね。このへんは中々手に入りにくくなりました。
実は本機は、つなぐと全体的にボリュームが下がるため、楽器屋さんのジャンクコーナーで4,000円で売られていました。
持ち帰るとたしかに壊れていましたが、電解コンデンサが一個破裂しかけていたのと、そのすぐ傍にあったTL022が怪しく、交換してみた所見事に直りました。
BBDが壊れてたら、部品取りに使おうと思っていたくらいなので、直ってよかったです。