「回答」の記事一覧 | 2n3565_tokyohttps://2n3565.tokyoギターエフェクターマニアによるレビューサイトThu, 04 Sep 2025 06:42:53 +0000jahourly1https://2n3565.tokyo/wp-content/uploads/2023/02/cropped-logo_icon-32x32.jpg「回答」の記事一覧 | 2n3565_tokyohttps://2n3565.tokyo3232 バッファの必要性についてhttps://2n3565.tokyo/question/2140/answer/2352/Thu, 04 Sep 2025 06:42:53 +0000https://2n3565.tokyo/?post_type=answer&p=2352結論から言えば、エレキギターのパッシブピックアップの弱い音声信号を強くするためです。

エフェクターの創世記の製品を見るとバッファバイパスではなく、機械式スイッチによるバイパスが主流だったかと思います。
エレキギターのピックアップから出る信号は非常にノイズに弱く、高インピーダンスなものなので本来あまり良いものではなかったです。

科学的には説明できませんが、機械式スイッチを通すだけでシールドケーブル3m分くらいの劣化はしていると思います。スイッチを分解してみればわかりますが鉄の板が端子に接触してるだけなので。

おそらく初めてバッファバイパスが採用されたのはBOSS初期3機種(1977年発売)であるOD-1、PH-1、SP-1だと思います。
日本人のこだわりか、ハイインピーダンスの信号を更に劣化させるのは許せなかったのでしょう。

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電池の方が音がいい?https://2n3565.tokyo/question/2139/answer/2349/Thu, 04 Sep 2025 06:35:17 +0000https://2n3565.tokyo/?post_type=answer&p=2349電池は純粋な直流(DC電源)を供給するため、コンセント(AC電源)からの変換ノイズやグランドループによるハムなどが発生しにくい特徴があると思います。
あと電池は新品状態で測定すると9.6Vくらい出てる事が多いです。最近のパワーサプライは9.6Vくらい出るようにしてますが、昔のパワーサプライは9Vちょうどくらいを安定して出るようにしてあったりするので、この電圧差が音の良さだったりするかもしれません。

あとは電池ごとに音が違うみたいなマニアックな声も聞きますが、これは電池特有の特徴で抵抗成分による内部インピーダンスの違いがあるかもしれません。

結論としては違いはあって、電池のほうがノイズも少なく良い気もするが、最新のパワーサプライを使ってればそこまで違いは感じないという感じです。

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エフェクターのスイッチングノイズを減らすにはどんな対策が効果的ですか?https://2n3565.tokyo/question/1952/answer/1954/Thu, 14 Aug 2025 10:23:24 +0000https://2n3565.tokyo/?post_type=answer&p=1954多くのブースターやオーバードライブは、入力段やスイッチ部にカップリングコンデンサを使っています。
通電直後はこのコンデンサが放電状態で、信号経路との電位差が大きく、スイッチを踏むと一気に放電して「ポンッ」「パチッ」というノイズが発生します。
何度か踏むと、コンデンサが充電されて電位差が小さくなり、ノイズが減る…というのが典型的な流れです。
トゥルーバイパスなどの機械式スイッチによく発生します。

エフェクターは機械式スイッチの代わりにFETスイッチングやリレー制御を使うことがあります。
これらは電源投入直後に内部のバイアス電圧やリレーのコイル電位が安定するまで、瞬間的にポップノイズを発生させることがあります。

おっしゃっているパワーサプライから電源を入れた直後にスイッチングノイズが発生しやすいというのはよくある話かもしれません。
パワーサプライの電源を入れた直後は突入電流が流れ、回路全体のDCオフセット(直流成分)が不安定な状態です。
この不安定な直流電位が、バイパス状態からエフェクトONに切り替わる瞬間に耳に聞こえるノイズとして現れます。
スイッチング電源ではなく、トランス式の電源だとかなりマシになりましたがその分パワーサプライが大型化してしまいますね。

主な対策としては以下です。

1. 電源投入後、数秒待ってから操作する
通電後すぐに踏むと、上記の理由でノイズが出やすいです。
電源ONから5〜10秒ほど待つことで、コンデンサ充電やバイアスが安定します。

2. ポップノイズ抑制用抵抗の追加(自作/改造)
入力や出力のカップリングコンデンサに1MΩ〜2.2MΩ程度の抵抗を並列に入れておくと、電位差がゆっくり解消されてポップノイズが軽減されます。
既製品でもメーカーによってはこの抵抗を入れていますが、無い場合は改造で追加可能です。

3. パワーサプライとケーブルの見直し
安定したアイソレート出力のパワーサプライを使うと、電源ラインからの直流オフセットや突入電流の影響が減ります。
パッチケーブルやジャックの接触不良でもノイズが増えることがあります。

4. FET/リレー回路のミュート対策
FETスイッチング回路の場合はミュート回路(J-FETやBJTを使って出力を瞬時にGNDに落とす回路)が有効です。
リレー式の場合も、切り替え直前後に信号をミュートする設計が望ましいです。

5. エフェクターの順番を工夫
ノイズが出やすいブースターやODをバッファやチューナーの後に置くと、直流成分の影響を減らせることがあります。

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エレキギターに使うポットの値についてhttps://2n3565.tokyo/question/1830/answer/1870/Tue, 05 Aug 2025 12:28:06 +0000https://2n3565.tokyo/question/1830/answer/1870/一般的に、ポットの値が高ければ高いほどギラギラした音になります。昔のGibsonには300Kのポットが使われた個体もあったそうで真似してみましたが、だいぶこもった音になったのでハムバッカーには500Kがベストな気がします。

ジャズマスターやテレキャスターには1Mオーム(1000Kオーム)のポットが使われているものもあったそうで、かなりギラついた音になると思います。ジャキジャキな音のイメージはもしかしたらそのポットが使われたギターを使っていた偉人が多かったからかもしれません。普通に250Kのポットを使ったテレキャスターは普通におとなしいギターだと思います。

以前めちゃくちゃ音の良いvintageのストラトの修理をお願いされたときに、ポットの値を測定してみたら270Kくらいあったのでシングルには少し高いくらいがいいのかもしれません。ポットにも誤差があるので、いくつも測定しないといけないですが、、、

フロントハムのテレキャスターやリアハムのストラトは250K、500Kどちらの値にするべきか悩ましいですが、個人的にはボリュームポットを250K、トーンポットを500Kにするのがおすすめです。

カーブに関しては完全に好みで、私はAカーブが好きです。

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アルダーやアッシュやマホガニーなどの木材によって音は変わるのですか?https://2n3565.tokyo/question/1767/answer/1786/Mon, 28 Jul 2025 05:55:32 +0000https://2n3565.tokyo/?post_type=answer&p=1786多少違いますが、エレキギターにおけるサウンドへの影響は全体の10%くらいな気もしています。
そのうちネック材が9%、ボディが1%くらいです。
良い木材が使われているギターはいい音がするのは、良い木材を使っているだけあって細かなセッティングや良い部品が使用されているからということがあると思います。

マホガニーが温かみのある音がするイメージもありますが、木材としてはメイプルよりも硬度がある木なので本来であればメイプルよりもパキッとした音になるはずですが、伝統的にマホガニーはGibson系のギターに使われていて、メイプルはFender系に使われているのでギターの構造やピックアップなどの音のイメージが木材に伝わってしまってるのかもしれません。

木材の種類よりも、重さの方が気にしたほうが良いかもしれません。私は軽いギターの方が良く鳴るので好きです。
ストラトであれば3.2キロくらい。テレキャスは3.1キロくらい、レスポールは3.9キロくらいのものが好みです。

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エレキギターの生鳴りってどれくらい重要ですか?https://2n3565.tokyo/question/1754/answer/1756/Sun, 27 Jul 2025 04:46:14 +0000https://2n3565.tokyo/question/1754/answer/1756/好みの問題かなと思います。結局はピックアップ=マイクが拾う音が全てなのですが、生鳴りが良い=弦のテンションが強いギターの弦振動はジャキジャキ感が強くなりますし、生鳴りが悪いギターの弦振動は温かみのある音になります。

ピックアップの高さによっても変わるので、一概には言えませんが、私はネックの反りがなく適切なテンションが掛かっている生鳴りのいいギターの音のほうが好きです。
温かみはエフェクターやアンプのセッティングによって追加できますし。
逆に生鳴りの良いテンションがあまり掛かっていないギターの音をジャキジャキにしようとするとEQを変にドンシャリな音にしなくてはいけないので違和感があります。

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おすすめのハンダはなんですか?https://2n3565.tokyo/question/1741/answer/1742/Fri, 25 Jul 2025 08:34:02 +0000https://2n3565.tokyo/?post_type=answer&p=1742個人的にはハンダの違いによるサウンドへの影響はかなり小さいと思います。
鉛フリーはんだは芯がないようなサウンドになる傾向にありますが、一般的な錫と鉛の比率を持つハンダであれば基本的にはどれも同じだと思います。

はんだの種類よりも、使いやすさや融点のほうが大切で、太いハンダだと溶けにくく撚り線にハンダが浸透しにくい感じがします。要するに部品を温めすぎてしまって劣化してしまうのが問題ですね。基本的には細いハンダを使うべきだと思います。
ハンダも盛りすぎると良くないですが、少なすぎても接点と強度が保てないのでいいバランスではんだ付けできるよう練習するのがハンダ選びよりも大切だと思います。

ケスター44の細いものを選んでおけばとりあえず間違いはないでしょう。
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/2522/

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